ついにやっちゃったのね。
自社内だけとはいえ、特定他者に対して通話料定額を開始。
もともと「家族通話定額」をキャンペーンで10月末まで無料でやっていてあるていどのデータはたまったという上での決断だと思う。1契約2台もしくは複数でのトラフィックは予想よりも少なかったのと、ここ最近の契約数減少で帯域が余っていたというところか。
ウィルコムの広告記事によると、定額制導入者のトラフィックは約6倍にも達する。ウィルコムの場合通話場所のほとんどは室内、定額制利用者の多くは自宅で利用するものと推測されるので、トラフィックの分散も可能になる。
逆説的に言えば、本来2Gから3Gに順調に移行していればこのような施策は自らの首を絞めることであったが、数々の不手際で純減を招いたために可能になったのかもしれない。
最近は純増基調になっているが、問題はその中身だ。ドコモやauと違い、純増数のうち2Gのプリペイドが約10%(2005年6月)、2005年9月の3G率は11.6%となっている。
すなわち、現在の純増のほとんど(約8割は2Gのポストペイド契約、約1割はプリペイド契約)は2Gのままとなっており、他社と一桁違う3G利用者数のおかげといえる。
ウィルコムとボーダフォンの定額の内容は大きく異なっているが、ウィルコムはコンシューマ向けでは打撃を受けるものと思われる。
(ウィルコムはビジネス向けでは力強く成長するだろう)
他社への波及は当面ないとは思うが、ボーダフォンの最後の切り札を出したといえる。
参考記事:音声定額で変わるビジネスコミュニケーション[pdf]
参考記事:WIRELESS JAPAN 2005 – ウィルコム増速ロードマップは今年中に384kbps、来年後半に768kbps